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湿度が高い時期の生理を楽にする デリケートゾーンの“ムレ対策”

湿度が高い時期の生理を楽にする デリケートゾーンの “ムレ対策”

6月から始まる梅雨を皮切りに、かなりの高湿度が続く日本の夏。湿度が高くなると、汗や皮脂による肌のべたつきはもちろん、デリケートゾーンのムレが気になりはじめますよね。

ボトムスや下着にコットンやリネンを取り入れたり、ストッキングなどを履く機会が多い方は、この時期ともなると通気性の良さを優先して選ぶ方も多くなるのではないでしょうか。ムレの原因は、汗の分泌が増え、その汗の水分を拭き取るか発散できるような環境を保てないことが主な原因。汗をかいて下着が張り付きやすくなるだけでも不快感を覚えるのに、加えて生理時のムレは肌トラブルを招く要因となったり、においへの不安も増すなど、ストレスの種をより大きくします。

今回は、湿度の高いこの時期、ムレによって助長される生理中の不快感をできるだけ軽減する工夫をいくつかご紹介します。重要キーワードは、①通気性 ②常在菌 ③アンダーヘア、この3つです!

オーガニックコットンナプキンの通気性を体感しやすい梅雨時

例えば、お風呂場などで湿気によるカビを防ぐには、シャワーの後に換気扇や窓を開けて蒸気を逃し、水滴を残さないよう拭き取ったりします。私たちの体もひとつの環境なので、ムレを防ぐためにすべきことは同じ。できるだけ、通気性を良くすることでムレによる不快感が軽減されます。ぜひ生理中に使うナプキン、生理前や生理がほぼ終わる頃に使うパンティライナーを、通気性の良いオーガニックコットンのものに変えてみてください。

いわゆる肌と触れるトップシートがオーガニックコットン100%のものがオーガニックコットンナプキンと呼ばれますが、吸収剤も植物性、下着に触れる側の漏れ帽子シートまでも植物由来のものは、経血を吸収した後もより通気性の良さを保ちやすい構造といえます。もちろん、サニタリーショーツもオーガニックのコットンやヘンプ、シルクといった天然素材で統一できると、いっそう快適度をアップできると思います。

オーガニックコットンナプキンも、肌触りの良い天然素材の下着も、安くてお買い得なアイテムとはいえませんが、心身の緊張をほどくような軽やかさで、ほっとやすらげるリラックスアイテムとしてもおすすめです。

生理時のムレによる肌トラブルは常在菌バランスの乱れが原因?

ほとんどの女性は、生理の前後や生理中に肌が弱っていると感じたり、なんらかの肌トラブルを一度は経験したことがあると思います。また、生理用品や下着のムレによって、デリケートゾーンの痒みや肌荒れなどのトラブルも経験したことがある、という方は8割を超えるといわれています。肌トラブルが起きると、ムレによる不快感と憂鬱さのWパンチでお出かけ意欲も下がってしまうことに…。

デリケートゾーンに限らず、汗をかくと肌表面の環境はやや不安定になります。健やかな肌のpHは弱酸性なのですが、汗をかくとpHがアルカリ性に傾きます。これによってなにが起きるかというと、皮膚常在菌のバランスが乱れてきます。皮膚常在菌にも善玉菌と悪玉菌がありますが、肌のpHがアルカリ性に傾くと、悪玉菌が繁殖しやすくなってしまうのです。そしてこの悪玉菌の増殖がニオイを発生させたり、かゆみや肌荒れを招く原因となります。

腕や足、首もとあたりまでは、日中に汗をかいてもさっと拭き取ってミスト化粧水などで整え、pHを弱酸性の環境にリセットすることができます。しかしデリケートゾーンはとても汗が溜まりやすい場所。できるだけ通気性を良くした上で、生理中はナプキンを取り替える際にデリケートゾーン用のミスト化粧水やウェットシートでふき取ると、肌の環境を健やかに保つことができます。

アンダーヘアのお手入れで夏の生理がぐっと快適に!?

欧米では、大人の女性はかなりの割合で顔やワキと同じ感覚でアンダーヘアのお手入れをしています。しかし日本では、顔やワキのお手入れ、腕や足のうぶ毛は気にしても、アンダーヘアはそのまま、という女性のほうが大多数です。お手入れをしていれば○、していないと×とは言い切れないところですが、生理時のムレによる不快感やにおいという問題においては、お手入れをしていたほうが快適度はぐんとアップします。

アンダーヘアのお手入れには、シェーバー、ワックス脱毛、レーザー脱毛など、いくつかの方法があります。肌が摩擦に弱い場合は、自己処理によるトラブルを避けるためにも思い切って医療機関でレーザー脱毛をしほうが良いともいえます。ただ、アンダーヘアについては残したい、全部なくしたい、などボディデザインの側面もあるので、迷っている間はシェーバーや脱毛器、ワックス脱毛から自分に合ったものでお手入れを。

デリケートゾーンにはエクリン腺とアポクリン腺という、2種類の汗腺があります。とくにアポクリン腺はワキにある汗腺と同じで、毛穴の中に存在しています。そのため、アポクリン腺から分泌される汗はアンダーヘアを伝ってきます。つまりアンダーヘアの毛量が多いと、汗がこもってムレやすくなります。逆に毛量が少ない方であれば、Iゾーンのヘアをなくすだけで十分に快適さを感じられる場合も。

生理時のムレを軽減し、さまざまなトラブルを回避したい方は、ボディデザインを楽しむ感覚でアンダーヘアのお手入れにトライしてみてください。その上で、オーガニックコットンナプキンや天然素材の下着をつけると、明らかな湿度レベルの低下を体感できると思いますよ。

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セルフケアコンシェルジュ いしずか久見子

美容ライター(現在も 石塚久美子 名義で活動)として、1998年より数々の美容トレンド、健康法、国内外のメイクアップアーティストや化粧品開発者の取材を経験。現在は、宝島社『リンネル』でナチュラルコスメやオーガニックコスメを中心とした連載を担当中。自身が敏感肌であったことから、得意とするのは、アロマセラピーや色彩の基礎を踏まえた上での、肌の弱い方に向けたコスメやメイクの解説。2012年からは都内数カ所の保健センター 精神保健デイケアの社会復帰プログラムにて、気分転換や余暇のツールとして色や質感を心の健康管理に役立てるアートレクリエーションの講師も担当している。

 

これまでのさまざまな取材や学びの経験から、30代では代謝、とくに体の使い方や食が重要であることを深く実感。整体的要素を含むタイ式ヨガ“ルーシーダットン”の講師資格、栄養医学のアドバイザー資格などを取得。適度な運動、食べ方、化粧品の選び方や使い方を見直す、セルフケアによって自身の花粉症や体の歪みも驚くほど軽減したため、現在は“無理をしないセルフケア”を伝え広めるべく邁進中。

 

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