コラム

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女性の体に備わっている体内時計、生理のリズムに上手にのれたなら。

女性の体に備わっている体内時計、生理のリズムに上手にのれたなら。

緑がみずみずしく生い茂り、1年の中でももっとも爽やかさを感じられる5月。ところが女性の場合、どんなに気持ちの良い快晴の下でも、生理の周期によっては心や体の調子がどうにもいまひとつ、という日がありますよね。

生理は、私たちの遺伝子に書き込まれている体内時計のひとつ。日本ではその昔から「月のもの」「お月さま」と呼ばれていたように、約28日前後の周期で毎月やってきます。もちろん、初潮や閉経のタイミング、生理期間、経血量、生理痛の度合いなどにしても、かなり個人差があるものです。一概に言い切れない部分はありますが、生理の周期によって私たちの心や体に表れるさまざまな変化は、女性ホルモンのバランスが切り替わることで、妊娠への準備を体が着々と進めようとしている証。

そして生理がくる、つまり不要になった分の子宮内膜を月経血として排出することは、月に一度の大切なデトックスのタイミングでもあります。このように“生命の神秘”として生理を捉えると、なんだか自分の体の健気さに、毎月よくやってくれてるな、と慈しみの念が湧いてきませんか。そして来月の生理こそ、もっと心地よく快適に過ごせないだろうかと、私が試みてあの手この手を、このコラムではお伝えしていけたらと思います。

生理の時の数々のトラブル…仕方ない、と諦めてませんか?

生理の期間は、多くの女性が後ろ向きな気持ちになってしまうことから“ブルーデー”という表現もされます。ブルーになってしまう要因を数え上げると、1つ、2つで終わり、という方はあまりいないのではないでしょうか。生理前のイライラや鬱々、ぼんやり感、食欲の暴走、お腹の張り、便秘、強烈な眠気、頭痛、生理痛…。そして「生理の時って、なんらかのトラブルがあって当たり前」そう思っている方も、非常に多いのではないでしょうか。

私自身も、10代の頃は生理痛がツラくて学校を休むことがありました。20代も、仕事や恋愛に支障をきたすくらいの生理前の心のモヤモヤ、胃腸の不具合など、重いPMS(月経前症候群)にずいぶん振り回されていたように思います。生理痛がひどければ薬で抑えるしかない、ホルモンバランスに体が乗っ取られたように感じていても、生理中に肌にかゆみやかぶれや起こったりしても、なぜかこればかりは仕方がないもの、体質だと半ばあきらめてやり過ごす日々でした。

冷えやストレスのケア、食べ方でブルーな生理からの脱出を試みて

しかし、30代突入を前に一念発起!我慢だけが解決じゃない「生理の周期にふりまわされず、もっと元気に前向きに過ごせないだろうか」と、自分の心や体を大切に扱って調子を整える、さまざまなセルフケアをはじめました。その中でも、今も続いてる3つの柱は、冷え対策、ストレスケア、食べ方を変える、です。どれも健やかさを保つための基本的なことではありますが、きちんと意識して取り組み出すと、10代や20代で悩んできた生理にまつわるトラブルが、1つ、また1つと減っていきました。今の私にとって、生理はもうブルーなものではなく、体内時計からもう一歩進んだ、健康のバロメーターです。

セルフケアの3つの柱の中にストレスケアが入っている通り、取り組むケアのひとつひとつは、自分に無理を強いらない内容、ストイック過ぎないことも、私は重視しています。セルフケアでの働きかけは、正直なところ、実践してすぐに生理にまつわるお悩みが吹き飛ぶ、ということは残念ながらありません。しかしながら、今ここで自分と生理の関係性を見つめ直せたら、選ぶものが、使うものが、口にするものが、変わっていきます。そうなったら、しめたもの。人間は環境や生活に適応しようとする生き物なので、自ずと体の反応は変わっていきます。

生理を慈しむ第一歩として生理用品について考えてみる

生理周期とともに変化する自分の心と体を、大切に扱う第一歩として。おすすめしたいのは、生理用品の見直しです。科学の進歩とともに、優れた機能性が世界からも賞賛されるようになった日本の生理用品。吸収力、長時間の漏れにくさ、ズレにくさやサイズのバリエーション、確かにそうかもしれません。

しかし近年になって、私のように肌が弱く生理用品でトラブルを経験した方や、冷え性で体の冷えに敏感な方を中心に、オーガニックコットンのナプキンが注目されるようになりました。生理用品を変えたことがきっかけで、自らしていた選択の数々がPMSや生理痛を重くしてしまっていたのかもしれない、と気づくこともあります。セルフケアの一環として、肌にやさしく冷えにくい自然素材を使った生理用品のナプキンを試してみる。簡単なことだけど、とても奥深い、生理のリズムに上手にのるための扉がひらく瞬間です。

次回からは、さらに詳しくオーガニックコットンナプキンの魅力や冷えとの関係性にフォーカスしていきますね!

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セルフケアコンシェルジュ いしずか久見子

美容ライター(現在も 石塚久美子 名義で活動)として、1998年より数々の美容トレンド、健康法、国内外のメイクアップアーティストや化粧品開発者の取材を経験。現在は、宝島社『リンネル』でナチュラルコスメやオーガニックコスメを中心とした連載を担当中。自身が敏感肌であったことから、得意とするのは、アロマセラピーや色彩の基礎を踏まえた上での、肌の弱い方に向けたコスメやメイクの解説。2012年からは都内数カ所の保健センター 精神保健デイケアの社会復帰プログラムにて、気分転換や余暇のツールとして色や質感を心の健康管理に役立てるアートレクリエーションの講師も担当している。

 

これまでのさまざまな取材や学びの経験から、30代では代謝、とくに体の使い方や食が重要であることを深く実感。整体的要素を含むタイ式ヨガ“ルーシーダットン”の講師資格、栄養医学のアドバイザー資格などを取得。適度な運動、食べ方、化粧品の選び方や使い方を見直す、セルフケアによって自身の花粉症や体の歪みも驚くほど軽減したため、現在は“無理をしないセルフケア”を伝え広めるべく邁進中。

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